1980年代後期によく通った頃はこの八東川流域の支流の中でも小規模ながら道沿いに開けた明るい流れが続く渓で、渓相は一番気に入っていた渓である。
しかし、お隣の加地川に比べると同じ様な規模にも関わらず、釣果はかなり劣ったと記憶する。たまたま入る時期が悪かっただけなのかもしれないが、サイズも数もかなり貧果だった。
特にここは水温が他の支流よりも更に低く、4月は2℃と言う状況も珍しくなかった。従ってドライと言うよりはニンフに頼るしかなく、アウトリガーで釣り上がった事が思い出される。餌釣りの方が多かったのもこの渓の特徴かもしれない。
20年のブランクを経て久しぶりに訪れてみたが、渓相はイメージしていたものよりもより一層明るかった。白っぽい岩が多く沈み岩も多い・・ドライで釣り上がるには手頃であろう。
しかし、20年前と同じなのは餌釣師の人気である。やはりここまで餌釣師に人気があるということは、それなりに魚影があるのかもしれない。
昔から、渓相はお気に入りだが釣果は今ひとつ・・・どんな魚が釣れたかも忘れてしまったが、峠を越えて芦津渓(智頭側)へ抜ける道沿いを流れる為、これからも、この流域を訪れた際はちょくちょく竿を出すと思われる。
・・そして2011年7月の竿出しで夏ヤマメに御目文字できた。
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